【2021年 辛丑(六白金星)はどんな年?】

【2021年 辛丑(六白金星)はどんな年?】

干支は、辛(金)と丑(土)の組み合わせの年です。

土が金を生み出す「相生」という関係です。

辛は秋の終わりを意味して草木が枯れて、実が落ちて、そして次の春が来るまでの準備期間に入るような時期を意味します。

「辛」という文字は身体的な苦痛を表す「ツライ、カライ」など読んで、意味しますよね。

相生という関係であっても、次の春がくるまでの痛みを伴う準備期間や試練の時期だと思います。古い時代は幕を引き、新しい時代へ変化する時という風に捉えることが出来ませんか?

丑は、曲がっていたものが伸びる、始める、結ぶなどの意味。才能や運はまだ水面下にあってみえないけれど、こらから発展し伸びて行くという特徴があります。

丑のイメージ通り、スロースターター、どっしりとゆっくり前進するイメージですね。

相生は、単に良い関係という事ではないので、新たな発展には古いものは衰退し痛みが伴い、大きな変化ほどその痛みは大きいものなのかもしれません。そういう意味では「辛」というのは、その試練が大きいほど、希望も大きいことになると思います。

「辛丑」の納音は、「壁上土」。

地道にコツコツ堅実的に目的に進み、不動の精神力を意味します。

粘り強さと誠実さ。これこそが、2021年の開運テーマですね。

二十八宿では「觜宿(ししゅく)」。

稽古初めなどを意味するので、新しいことにチャレンジするのも良いかもしれません。

さて、60年前の「辛丑」は、1961年(昭和36年)です。

日本では、三碧木星の象意にある「地震」の年でもありました。1961年8月19日、マグニチュード7の北美濃地震が発生し、地震の揺れに伴う山崩れや地すべりがあったそうです。

三碧木星には、驚き、新陳代謝などの意味があり、大きな事件も多く落ち着かない年だったのではないでしょうか?

アメリカでは、ケネディが大統領になった年です。

爆撃や核兵器の事故、飛行機の墜落など、三碧木星の象意が色濃くあります。

180年前の「辛丑」は、1841年(天保12年)です。

六白金星は、2021年と全く同じですね。

天保の改革といえば、「贅沢禁止、倹約、風俗の取り締まり」などで、江戸の庶民の活気が消え、不満をためていた時代です。経済的にも庶民が苦しい時代だったそうです。今の状況に似ているようにおもいます。

やはり、この年も宇和島地震(M6)が発生し、愛媛県の宇和島城や大洲城などに大きな被害がありました。地震には備えておきたいですね。

2020年12月21日は冬至、22日はグレートコンジャンションと大変革の最中にあります。

政府はSociety 5.0の社会を目指していますが、コロナの感染拡大によって加速したように思います。Society 5.0(ソサエティ5.0)は、「サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する、人間中心の社会(Society)」と内閣府の『第5期科学技術基本計画』にて定義されているものです。

グレートコンジャンションから、「地」の時代から「風」の時代へ。まさに「通信」「仮想空間」「仮想通過」など、見えないものが主となる時代だと思います。

見えないものと言えば、「心」「気持ち」「思い」「思考」「愛」など、人の精神や心も見えませんよね。見えないものだからこそ、これからの時代はもっと大事にしていくことが必要なのではないかと思います。

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