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《エゴについて》22日目:エゴと承認欲求 〜なぜ「認められたい」と強く思ってしまうのか〜

22日目:エゴと承認欲求 〜なぜ「認められたい」と強く思ってしまうのか〜​​​​​​​

「もっと認めてもらいたい」
「自分の頑張りを見てほしい」
誰しも心のどこかに承認欲求を持っています。これは決して悪いことではなく、人間が社会で生きる上で自然な欲求のひとつです。

ただ、承認欲求が強くなりすぎると、エゴに飲み込まれ、本来の自分らしさを見失うことにつながります。


承認欲求はどこから生まれるのか?

承認欲求の根底には「自分は価値ある存在なのか」という問いがあります。
エゴは「自分には価値がある」と確認したがるため、外からの評価を基準にしやすくなるのです。

たとえば、

  • SNSの「いいね」の数で一喜一憂する
  • 上司や同僚に褒められないと不安になる
  • 誰かの期待に応え続けようと無理をする

これらは、外側の評価によって自分の存在価値を確かめようとするエゴの典型的な動きです。


承認欲求に振り回されるとどうなるか

承認欲求が強すぎると、次のような消耗が起こります。

  • 誰かに嫌われることを恐れて、本音を隠す
  • 自分の意見よりも、周囲の評価を優先する
  • 評価が得られないと「自分はダメだ」と落ち込む

こうした状態が続くと、自分の心は他人の手の中にあるように感じられ、自由を失ってしまいます。


承認欲求を手放すヒント

承認欲求そのものを完全になくす必要はありません。大切なのは「振り回されないこと」です。

  1. 「自分で自分を認める」習慣をつける
    今日できたことを小さくても褒める。自分で自分を承認できれば、外の評価に依存しにくくなります。
  2. 「認められたい」の裏にある気持ちを探る
    本当は「安心したい」「愛されたい」など、もっとシンプルな願いが隠れています。その本音に気づくことが、心を軽くします。
  3. 「相手の承認=相手の自由」と捉える
    誰かに認めてもらうかどうかは相手の選択であり、自分がコントロールできるものではないと知ると、執着が和らぎます。

本当の承認とは

最も深い承認は「自分が自分を認めること」です。
外の評価が変わっても揺らがない自己承認があれば、エゴに翻弄されずに心の安らぎを保てます。


💡 今日の問いかけ
あなたは最近「誰かに認められたい」と強く思った瞬間がありましたか?
そのとき、外側の評価ではなく、自分で自分を承認することはできなかったでしょうか?


承認欲求はエゴが生み出す心の揺らぎですが、それに気づき「自分で自分を認める」ことを選べば、心は大きく自由になります。

明日は、「エゴと完璧主義」についてお話しします。なぜ私たちは“完璧”を目指し、そして疲れてしまうのか――一緒に見つめていきましょう🌿

お楽しみに!



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