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《心の棚卸し》5日目:心の置き去りにした気持ちを拾い上げる

【5日目】心の置き去りにした気持ちを拾い上げる

見ないふりをしてきた感情に気づく

私たちは日々の生活の中で、
気づかないうちに「後回し」になった気持ちを抱えています。

忙しさ、責任、周囲への気遣い。
そのどれもが必要なものですが、
その背後で、そっと胸にしまいこんだ感情が
ひっそりと息を潜めていることがあります。

本当は寂しかった。
本当は傷ついていた。
本当はもっと寄りかかりたかった。
本当は認めてほしかった。

こうした“置き去りにされた気持ち”は、
言葉にならないまま心の奥で眠り続け、
ときどき思わぬタイミングで顔を出します。

その小さなサインを拾い上げるのが、
今日のテーマです。

過去の出来事よりも、残っている「感情」に注目する

心の棚卸しをしていると、
昔の出来事がふと浮かんでくる瞬間があります。

でも、覚えておくべきなのは、
出来事そのものよりも、
“そのとき何を感じたか”という部分です。

辛かった。
悔しかった。
悲しかった。
期待していた。
わかってほしかった。

その感情こそが、
今のあなたの行動パターンや価値観の根っこをつくっています。

出来事だけを思い返すと、
責めや後悔につながりやすくなりますが、
感情に焦点を当てると、
あなたの心の「本音」を知るヒントになります。

忘れられた気持ちは、癒されるタイミングを待っている

置き去りにした感情は、
あなたを困らせるために存在しているのではありません。

むしろ逆で、
それらは「そろそろ気づいてほしい」と
静かに手を挙げている存在です。

年末のような節目の時期は、
こうした感情が浮きやすくなります。

それは、
あなたが次のステージへ進む準備が整ってきた証拠です。

心は、癒される準備が整った瞬間に
“その気持ち”を再び思い出させてくれます。

だから、
突然泣きたくなったり、
胸がざわついたりするのは、
あなたが前に進んでいるから起こる自然な流れなのです。

感情を肯定するだけで、心はゆっくりほどけていく

置き去りにした感情を拾い上げるときに、
分析や解釈は必要ありません。

それよりも大切なのは、
「そう感じていたんだね」と
その気持ちをまるごと受け入れることです。

心は否定されると固まり、
肯定されると緩むようにできています。

たとえ言葉にならない感情でも、
ただ優しく認めてあげるだけで、
その思いは静かに溶けていきます。

小さな子どもを抱きしめるように、
その感情に寄り添うだけで十分なのです。

感情を癒すことは、自分を取り戻す作業

置き去りになっていた気持ちを拾い上げることは、
あなたがあなた自身の味方になることを意味します。

それは、
「自分の心を守る力」を取り戻す作業でもあります。

本音を大切にできるようになると、
迷いが減り、
人間関係の無理が減り、
日常の選択が驚くほど軽くなります。

心を理解するということは、
自分の人生を自分で優しく導くということ。

棚卸しを進めるほどに、
あなたは確実に“本来の自分”に近づいていきます。


【今日の実践ワーク】

今日のテーマ:置き去りにした感情をひとつ拾う

  1. 最近、心がざわついた場面をひとつ思い出す
  2. そのとき、本当はどんな気持ちだったかを書き出す
  3. その感情に「気づいてあげられなくてごめんね」と声をかける
  4. 最後に深呼吸を3回し、胸のあたりを優しく手で包む

感情を拾い上げるたびに、
あなたの心はゆっくりと、確実に、軽くなっていきます。






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