《エゴについて》8日目:“エゴを手放す”とは? 〜本当の自由に近づくために〜

8日目:“エゴを手放す”とは? 〜本当の自由に近づくために〜
ここまでの流れで、「エゴ」が人間関係や心の在り方に、どれほど影響を与えているかを見てきました。
では、「エゴを手放す」とは、実際どういうことなのでしょうか?
今日はその本質に迫っていきます。
🧠エゴは“防衛本能”でもある
エゴとは「自我意識」、つまり「私という存在を守ろうとする意識」のこと。
本来、悪いものではなく、人が社会の中で生きていくために必要な仕組みでもあります。
しかし問題は、それが過剰に働いてしまうとき。
私たちは無意識に、こんな行動をとってしまいます。
- 他人からの否定に過敏に反応し、防御的になる
- 失敗や弱さを認めることが怖くて、完璧を演じる
- 優位に立つことで、劣等感を隠そうとする
こうした反応は、すべて「自分が傷つかないように」エゴが働いている状態です。
🍃“手放す”とは、否定することではなく「気づいてゆるめる」こと
エゴを手放すというのは、無理に抑え込むことではありません。
むしろ、エゴがあることを認め、やさしく気づいていくことが大切です。
たとえばこんな風に:
- 「あ、今わたし、“負けたくない”と思ってるな」
- 「本当は不安なのに、強く見せようとしてるな」
- 「この人に認めてもらいたい気持ちがすごく強いな」
そんな自分に気づいてあげるだけで、エゴの力は少しずつゆるんでいくのです。
🌈エゴを超えた先にあるもの
エゴにとらわれなくなると、私たちは少しずつ本当の自由を取り戻します。
- 人と比べて優越感や劣等感に振り回されることが減る
- 人の評価より、自分の内側の感覚を大切にできる
- 無理に人に合わせたり、自分を偽る必要がなくなる
そうなると、人との関係性も自然と穏やかになっていきます。
エゴを手放すとは、**「私はこうあるべき」という鎧を脱いで、本来の自分に戻る」**ことでもあるのです。
💬今日の内省ワーク
「私はどんなときに、自分をよく見せようとするだろう?」
その裏にある不安や傷つきやすさに気づけたとき、
あなたの心は確実に、やわらかく自由になっていきます🌿
お楽しみに!