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《エゴについて》27日目:エゴと承認欲求 〜なぜ私たちは「認められたい」と思うのか〜

27日目:エゴと承認欲求 〜なぜ私たちは「認められたい」と思うのか〜

人は誰しも「認められたい」「受け入れられたい」という気持ちを持っています。
これは人間関係の中で自然に芽生える欲求であり、悪いことではありません。

しかし、エゴが強く結びつくと、この承認欲求は次第に苦しみへと変わっていきます。


承認欲求のエゴ的な側面

エゴは「自分の価値を外の評価で測ろうとする」傾向があります。
そのため、承認欲求がエゴに支配されるとこんな状態になってしまうのです。

  • SNSの「いいね」の数で一喜一憂する
  • 上司や同僚の評価が気になりすぎる
  • 「誰かに褒めてもらえないと意味がない」と感じる

こうした状態が続くと、自分の価値を外の基準に委ねてしまい、常に不安に揺さぶられることになります。


本来の承認欲求

承認欲求は本来、「自分の存在を確かめたい」というシンプルな心の動きです。
誰かに認めてもらえたときに安心するのは、人間としてごく自然なこと。

けれども、それを「エゴの声」によって外にばかり求めすぎると、自分自身を見失ってしまいます。


承認欲求との健やかな付き合い方

  1. まずは自分で自分を認める
    「よく頑張ったね」「今日も一歩進めたね」と、他人ではなく自分が自分に声をかけること。
  2. 小さな成功を記録する
    誰かに評価されなくても、自分の中で成長を実感できるように日々の記録をつけましょう。
  3. 他人からの承認を“贈り物”として受け取る
    「もらえなくてはダメ」ではなく、「もらえたら嬉しい」くらいの軽やかさで受け止めると心が自由になります。

本当に欲しいもの

承認欲求の奥にあるものは、「安心」「存在価値」「愛されたい」というシンプルな願いです。
それは誰かに与えてもらうものではなく、自分自身の中から育てていけるもの。

エゴが「もっと認められなくちゃ」と騒ぎ立てるときこそ、自分の内側の声に静かに耳を傾けてみましょう。


💡 今日の問いかけ
あなたは最近、誰かに「認められたい」と強く思った瞬間はありましたか?
そのとき、本当に欲しかったものは“評価”でしょうか? それとも“安心”だったでしょうか?


人からの承認は嬉しいもの。
でも、そこに振り回されず「自分が自分を認める」という軸を持つと、エゴに揺さぶられずに軽やかに生きられます。

明日は「エゴとプライド」について。
私たちの内側にある“見栄や意地”と向き合う方法をお届けします🌿

お楽しみに!



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