《エゴについて》16日目:エゴとSNSの関係 〜承認欲求との付き合い方〜

16日目:エゴとSNSの関係 〜承認欲求との付き合い方〜
SNSは、私たちの生活の中でごく自然に溶け込んでいます。
友人や家族とのつながりを保ったり、情報を得たり、自己表現の場として使ったり――その利便性は計り知れません。
しかし、この便利さの裏には、エゴを刺激しやすい構造があります。
「いいね」がくれる喜びと罠
投稿に付く「いいね」の数やコメントは、私たちに小さな達成感や幸福感を与えます。
脳はそれを報酬として認識し、「もっと欲しい」と求め始めます。
この時働いているのは、承認欲求というエゴの一部です。
承認欲求そのものは悪いものではありません。
人は誰しも、自分の存在を認めてもらいたい生き物です。
問題は、それが過剰になり、「いいねの数=自分の価値」と錯覚してしまうときです。
比較の罠にハマるとき
SNSは、常に他人の「切り取られた一瞬」を目にする場所です。
旅行、成功体験、笑顔の写真――そうした投稿は魅力的ですが、現実の全てではありません。
それを見て「自分はまだ足りない」「もっと頑張らなきゃ」と思い詰めるのも、エゴの働きです。
比較は、成長のモチベーションになる場合もありますが、度を超えると心を疲弊させます。
エゴは「上か下か」「勝ったか負けたか」という二元的な判断を好むため、SNSはその舞台になりやすいのです。
SNSと健やかに付き合うために
エゴに振り回されず、SNSを健やかに楽しむためには、いくつかの工夫が役立ちます。
- 目的を明確にする
「情報収集」「友人との交流」「作品の発表」など、何のために使うのかを意識します。目的がはっきりすると、エゴ的な比較や承認欲求に飲まれにくくなります。 - 発信の基準を自分に戻す
「いいねがもらえるか」ではなく、「自分が発信したいからする」という基準を持つこと。 - 見る時間を制限する
エゴは刺激に敏感です。見る時間やタイミングを決めることで、無意識の比較や嫉妬を減らせます。
エゴを味方にするSNSの使い方
SNSは悪ではありません。
むしろ、自分の表現や想いを伝える場として、エゴのポジティブな面を活用できます。
例えば、自分の好きなことや大切にしている価値観を共有することで、同じ志を持つ人とつながるきっかけになります。
大切なのは、「誰かに認められるため」ではなく、「自分らしさを広げるため」に使うこと。
そのスタンスが、エゴの暴走を防ぎ、SNSを心地よい場所にしてくれます。
💡 今日の問いかけ
あなたはSNSを使うとき、何を一番大事にしていますか?
それは「誰かに見せるため」でしょうか、それとも「自分のため」でしょうか?
SNSは、エゴを揺さぶる要素が多い場所ですが、意識的に使えば自己表現の舞台にもなります。
自分軸を持って関わることで、SNSはあなたの心を削るものではなく、広げるものへと変わっていきます。
明日は、「エゴがつくる完璧主義」についてお話しします。完璧を求めすぎる心理と、その手放し方を一緒に見ていきましょう🌿
お楽しみに!
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